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今回はこちら↓
- ゲシュタルト群化原理
- 単純接触現象
- ↑に、視線誘導を付け加えると、感情に影響を与えることが可能
- 恋愛と薬物で反応する脳の部分は同じ(報酬系、腹側被蓋野)
- サブリミナル効果は淡蒼球(大脳基底核)という脳部位が関係する
- ひらめき(説明可能:意識)は大脳皮質、直観(説明不能:無意識)は基底核
直観の例は、ブーバ・キキ試験
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手続き記憶は無意識かつ正確(箸で米を食べる、バスケットボールのシュートetc..)、訓練により磨かれる
- 訓練により磨かれ、直観として現れる
将棋のプロの試合で、中盤は手数が多く、読めないため、その際直観として最良の手がわかることがある - 対象の好き嫌いは操作できる(好きな音楽を聴かされているときに試し書きしたペン、嫌いな音楽を聴かされているときに試し書きしたペン)
- 情報として頼りになるのは脳よりも身体
握力測定中、モニター等を使い、サブリミナル効果で「がんばれ!」と出すだけで握力が増す
ミュラーリヤー錯視をつまもうとすると、頭の中では短い、長いとゆう錯覚を起こしているにも関わらず、指は同じ感覚でつまもうとする
- 脳は、自分のとった行動を通して、自分の状況を理解している
脳梁が仮に切断されている状態で、「ペン」という文字を、左右どちらかの視野に表示した場合、右の場合、視野の情報は左脳に届くため、言語野の影響もあり、表示されたものが「ペン」だと認識できる。
左の場合、右脳に届くが、言語野は左脳にあるため、文字は表示されているが、それが何かはわからない、ただし、目の前にいくつかモノを置いておき、該当するものを拾うようにと指示すると、ペンを手に取る。そしてさきほど表示されたのがペンだとそこで初めて「意識的に」理解する。
右脳に「ドライバーを取れ」、左脳に「時計を取れ」と表示し、両方とらせたあと、ドライバーを取れは認識していないはすなので「何故ドライバーを手に取ったのですか」と聞くと、時計を修理しだすためと言い出す。答えた本人は至って大真面目(作話)。 健常者であっても、よくある、そして無意識なので気付かない - 整合性を付けたほうが安心できる為
- 心の痛みと、身体的な痛みで反応する脳部位は同じ
包丁で指を切った話をすると、背筋が震えるが、その際にも痛みの脳回路が該当する、他社との共感は、痛みの回路を流用している - 側頭葉のある部分に自分を認識する回路がある
- 頭頂葉と後頭葉の境界、角回を刺激すると、幽体離脱を起こせる
- 五感の中で、嗅覚のみ視床を通らずに大脳皮質に届く、その為、寝ていても匂いは感じ取れる
- 構造が保たれていれば、ある程度の共通の認識が生まれる(甘い、苦い、黒い、白い、熱い、痛いetc...)
- 運動前野、補足運動野が、運動の計画をたて、運動野が身体に指令を出す
運動野を刺激すれば身体が動く、運動前野、補足運動野を刺激すれば、動かしたくなる(エイリアン・アーム・シンドロームみたいなもの) - 脳の電気活動には「ゆらぎ(α波)」がある
神経細胞へのシナプスからの入力が一定ではないことにより生じる
神経細胞のスパイクには閾値があるため - ゆらぎの利点は
効率よく正解に近づく(パチンコで後で台を変えるとき)
弱いシグナルを増強する(人間の目が、カメラと比較して、暗いところでコントラストを保ったまま見えるのは、弱いシグナルを検出して全体を見えやすくしているため)
創発のためのエネルギー源(単純なルールを組み合わせて、思いがけない効果を得ること)
の3つ - ゆらいでいる電気活動は、創発によりある時規則正しくなる(ベキ則)
- 脳のベキ則は、神経細胞の回路の構造から生み出される
- 回路の構造+ノイズ=機能となる
- ゆらぎは重要
ゴルフでパターショットを行う際、ゆらぎの状態を把握すれば、いつ打てば入るとかがわかるようになる
他、集中を必要とする行動、記憶等々 - ゆらぎ自体のコントロールは可能。α波を目に見える形で計測し、念じる
訓練すれば操れるようになる、自律神経が意識的に制御できないのは、自律神経自体にフィードバックの為の回路が存在していないため、目に見える形で現在の値を表示させれば、訓練次第で制御可能。興奮してるときに落ち着かせたり、血圧を下げたり
直近ではゆらぎの制御が目玉になる(なっている)のだろう。
脳により世界が構築されるという点はやはりおもしろい。