はじめに
普段触れているもので硬いもの、柔らかいものを想像して人差し指で抑えるように想像してみてください
硬いものであれば指の側面には何も触れず、柔らかいものであれば物体が触れるような感覚があると予想できます
また、下図のように凹凸があるものに対して指を横に動かすと指の側面に凹凸を感じると思います
このように触覚には指の腹だけではなく側面の感覚も重要なのではないかと考え調べてみました
二点弁別閾
二点弁別閾とは皮膚の表面に触れる2点のものが2点であると感じられる感覚の最小の値のことです
触れた2つの間隔が狭ければ1点と感じるそうです
指先の2点弁別閾は年齢で異なるようですが、おおよそ2~3mmとなります
高齢者であれば5mmほどとなるそうです
指の側面に言及したものはあまり見つかりませんでしたが、指の腹よりは側面の方が間隔が広くなるようでした
背中となると4~5cmほどになるそうなので指の感覚は鋭いようです
触覚受容器
以前触覚について調べて見たことがあるのですが、指の側面も指の腹と同じ受容器で検知するようです
指側面の触覚は荒さに通じるのではないか
web上で調べたところ指側面の触覚に関しての記事はあまり見つかりませんでした
今回指側面の触感が重要なのではないかと考えて調べてみることにしましたが、結局「荒さ」を検知することに通じたことなのではないかと考えるようになりました
「ざらざら」した触感というのが指を上部から圧迫する感覚とそこに凹凸があるという感覚が必要なはずです
横に動かさず、上からの圧迫のみであればどこに圧がかかっているのかを指が感知していればそれだけで凹凸があるという触覚になるはずです
これはSAIについて調べている論文を読みました
指側面に触れることで物質の柔らかさの表現になると思いましたが、これは「ざらざら」の表現の延長線上の話だと思い、結局側面に注目して調べる必要はないのでは?という結論に達しました、、、